もし僕が患者にUCCガムシロップを売るとしたならば「生活の薬、入りませんか?」という切り口で話し始めるだろう。
きこえるかい?
この記事は一部の患者の間で噂のSyrup16gを体内に取り込む方法を知らせる。
ぜひ服用してRebornしてください。
Syrup16gという名前の由来について
あなたは、Syrup16gというバンド名の由来をご存知だろうか?
Syrupについては、2002年に放送されたラジオ番組『ミュージックスクエア』で名付け親の五十嵐隆さんが、こう打ち明けている。
「ぬるいままで好きな音楽だけやろうっていう、そういう意味を込めて...。甘い咳止めのシロップは俺は大好きで、シロップの言葉が頭の中で快楽的なものと直結して」
16gについては、ミスタードーナツでバンド名を考える際に、コーヒーのシロップが16gだったかららしい。
まとめると、Syrup16gのSyrupが風邪薬で、16gがガムシロップのグラム数。
式で表すとこんな感じだろうか。
Syrupの由来が風邪薬なのは常に体調が悪そうな五十嵐隆さんらしいし、16gが偶然に決まったのは愛しかないとか思っちゃうヤバい。
前置きはこれぐらいにしておいて、本題。
きこえるかい。
Syrup16gはガチで体内に取り込むことが出来るんだ。
Syrup16gを体内に取り込む方法
僕を含めた患者は、耳からのSyrup16g(音楽鑑賞)と目からのSyrup16g(LIVE/DVD観賞)は生活の中で堪能している。
その他に、口からのSyrup16gがある。
大きく4つある。
1.UCC Syrup16g
UCC Syrup16gパターンは王道。
これを飲むことで、患者は直にSyrup16gを体内へと取り込むことが出来る。
五十嵐隆さんがミスタードーナツで見たGum syrupはこれかもしれない。
2.風邪薬16g
これはSyrup16gそのものが風邪を治してくれる。
診察を受けている時は、本物の意味での患者。ニセモノではない。
病院で処方された風邪薬がシロップだったら、夢みたい。
薬容器が16gだったら、ひたひたにシロップを入れて、思い切りに飲みたい。
できれば、『真空』を聴きながら。
風邪薬が胃に突き刺さっていくように、イェイイェイイェーイだ。
3.Syrup8g+Syrup8g=Syrup16g
個人的な体験だが、ファミリーレストランは、8gのシロップが多いと思う。
その場合は、8gと8gを組み合わせて、16gにする。
それをアイスティーやアイスコーヒーに入れる。
Syrup16gが入ったソレを、心療内科の帰りに寄った、ファミリーレストランのBGMが空いてる鼓膜にからみついて息が出来なくなる前に飲み干したい。
帰路で『透明な日』でも聴こう。
途中にTSUTAYAにでも寄って、洋画『ゴースト・ワールド』でも借りようかな。
何を借りればいいか分かっているから、新作コーナーで2時間以上立ち尽くすことはきっとないはず。
んー、バスまだかな。
ああ、そのバスは今日も来ませんか?
4.がぶ飲みg
これは重篤患者用だ。
重篤患者は、目分量でシロップを16gで測ることが出来る。
もうそれは、末期症状だから、ほっといてやる。
これで終わり
Syrup16gは、耳から、目から、そして口から取り込める唯一無二のバンド。
聴覚、視覚、そして味覚をSyrup16gで埋め尽くされながら、患者は生活していく。
たとえ、明日を落としても。
患者の生活に欠かせないSyrup16gという音楽を、ほぼ全身で感じれるなんて、きっと昨日より今日は絶対的に素晴らしい。
その絶対的の絶対って何かは分からないけど...。
患者の皆さん。
心は一生不安のままだけど、生活の薬、入りませんか?