WEBエンジニアを新卒入社試用期間3カ月で辞めた話

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僕がWEBエンジニアを辞めた当時の状況はこう。

・WEB系の専門卒、専攻はデザイン、新卒入社。

・エンジニア未経験。

・新卒入社は僕だけ。同時入社はエンジニア経験ありの転職者が一人。

・新人WEBエンジニア研修期間中。

・会社のWantedly(エンジニア向けの就活サイト)には、「大切に新人エンジニアを育てます」的なことが記載。

・会社は自社開発ベンチャーの地方拠点。

・地方拠点の社員、全員男性。

以上が、当時の状況。

僕がWEBエンジニアをたったの3カ月で辞めた要因は3つあった。

1つ目:エンジニア独特のコミュニケーションの取り方

僕がいた会社では、Slack(IT/WEB業界特化版のLINEみたいな感じのもの)と呼ばれるチャットアプリを使って会話をしていた。

チャットを通して文面だけでコミュニケーションをとることが徹底されていた。

人の目をちゃんと見て、声を発して、時にはジェスチャーを交えながら対話をするという一般的なコミュニケーションの仕方が僕がいた会社ではなかった。

確かに、チャットは発言を文章として記録することができて便利だ。

しかし、人が目の前に座っているのに、目を見て声を出して話さないというコミュニケーションの仕方が、僕にとっては気持ちが悪く、不便だった。

2つ目:意味がわからない上司

僕は専門卒。

低学歴だが、会社での学歴差別はなかった。

上司は18歳のころからプログラムを書いている高卒の50歳。

そして、会社の社長は通信制大学卒だった。

社長も上司も低学歴だった。

だからかもしれないが、学歴での差別はなく、会社には実力で評価してくれる制度がたくさんあった。

低学歴の僕にとっては、その仕組みは恵まれていた。

だがしかし、上司には恵まれていなかった。


「18歳からプログラムを書いている」ということは、極端に言えば、「何十年間も人と向き合わず、パソコンとしか向き合ってこなかった」ともとれる。

事実、僕の上司はパソコンの気持ちはわかるが、人の気持ちが全く分からない人だった。

入社して、2週間も立っていなかった時のことだ。


上司から指示された新人研修のフローチャート(プログラムの順番を書いたもの)実習の途中に「お前は何をしている?」と聞かれ、僕がフローチャートを進めていることを伝えたら「お前はすでに転職組の奴に食わされている存在だ!」と突然に叫ばれた(これも声ではなく、チャットで)。

 

転職者は、エンジニア経験済みだ。だから、もう案件をこなすことが出来た。

確かに、同時入社した転職者はすでに案件をこなして働いていて、彼が働いたお金が、僕の給料に分配されることは分かっていた。

「食わされている」のは事実だ。

しかし、「お前は何をしている?」と聞かれる意味が未だに理解できなかった。

僕は上司から指示されたフローチャート実習を必死でこなしていた。

もう一度言う。「お前は何をしている?」と聞かれる意味が未だに理解できなかった。

また、僕は上司から放置されていた。

「わからないことはすぐに聞いてね」と上司は言っていたが、その分からないことへの解答が1日後に返ってくることが当たり前だった。

ひどい時は、一週間も放置されたことがあった。

「この会社にいるのは無駄な時間を使ってしまうだけだな」と、僕は思った。

会社のパソコンをシャットダウンするたび、独特すぎるコミュニケーションと、意味の分からない上司と、度重なる放置に吐き気がした。


Wantedlyに記載されていた「大切に新人エンジニアを育てます」的な文章は真っ赤な嘘だった。

3つ目:会社の空気が悪い(物理的な意味で)

会社の風通しが死ぬほど悪かった。

会社には小窓がなく、換気がほぼできていなかった。

天井でおしゃれなファンがまわり、空気の循環はできていた。

しかし、出勤から退勤まで、空気の入れ替えがなされていない空気で過ごさねばならかった。

加齢臭と疲労臭がほぼ密室空間でのたうち回っていた。

 

臭かった。

臭い人たちが臭いものを吸って吐いて臭い空気を永遠と作り出していた。

 

臭すぎた。

僕の中で「職場=臭い」という等式ができてしまった。

最後に

以上が新卒入社試用期間3カ月で辞めた要因。

コミュニケーションの取り方、上司が良くない、職場が臭いという風に、3つすべてが感情論でしかない。

僕にとっては1つ目が、WEBエンジニアを辞めた原因だと思う。


会社によって社員同士のコミュニケーションの取り方は違うだろうが、だいたいがチャットを通して、コミュニケーションをとるはずだ。

そのコミュニケーションの仕方に僕はついていけなかった。

僕はまたWEBエンジニアを目指そうとは思わない。

なぜなら、僕は人が目の前に座っているなら、目を見て声を出して話したいから。

僕はパソコンと向き合う人生ではなく、人と向き合う人生を送りたい。

WEBエンジニアの試用期間3カ月を通して、そう思った。